車はライフステージで最適解が変わる
──学生・社会人・その先で「正解」はどう変わってきたか
はじめに|車選びに「一生の正解」はない
車選びに、ずっと通用する正解はない。
これは、これまでのカーライフを振り返って強く思うことだ。
なぜなら、
人のライフステージが変われば、車に求める役割も必ず変わるから。
学生、社会人、結婚、子育て。
同じ人間でも、置かれる状況が変われば、
「良い車」の定義は驚くほど簡単に変わってしまう。
この記事では、
- 学生フェーズ
- 社会人フェーズ
この2つを中心に、
車の最適解がどう変わってきたのかを、自分の実体験ベースで整理してみたい。
学生フェーズでは「正解の車」を選ぶこと自体が難しい
学生時代は、そもそも
自分がどうやって車を選べばいいのかという判断基準を持っていない。
車が欲しい理由はあっても、
- どれくらい乗るのか
- 維持費はいくらまで許容できるのか
- 不便さをどこまで我慢できるのか
といったことを、具体的に想像するのは難しい。
さらに学生の車選びは、
- 親の支援を受ける
- バイトを頑張って何とか捻出する
このどちらかになることが多い。
限られたお金の中で、
車両価格だけでなく維持費や保険まで考えると、
最初から理想通りの一台を選ぶのは現実的ではない。
だからこそ、学生フェーズでは
「安くて、動いて、経験を積める車」で十分だと思っている。
自分の場合|軽自動車 → ワゴン → スポーツカー
自分の学生時代の車遍歴も、かなり段階的だった。
最初は、親が使っていた軽自動車。
特別な車ではなかったが、
「車を所有するとはどういうことか」を知るには十分だった。
次にワゴン車。
荷物が積めて、人も乗せられる。
車があることで行動範囲が一気に広がる感覚を、ここで初めて実感した。
そして最後にスポーツカーへ。
この頃には、
- 運転の楽しさ
- 不便さへの耐性
- 車にかけられるお金の感覚
が、自分の中に少しずつ蓄積されていた。
学生フェーズは、
車選びそのものが「練習」だったと思っている。
社会人フェーズで、判断基準が一気に言語化される
社会人になると、環境が大きく変わる。
- 収入が安定する
- 生活リズムが固まる
- お金の使い道を自分で決めるようになる
このタイミングで初めて、
車選びの判断基準が、感覚から言葉になる。
学生時代は「好き・嫌い」で選んでいたものが、
- 年間いくらまでなら車に使えるか
- 平日はどれくらい乗るか
- 休日は何をしたいか
といった、現実的な軸で整理できるようになる。
これは知識が増えたというより、
生活そのものが判断基準を作ってくれたという感覚に近い。
「今しかできない車選び」を意識するようになった
社会人になって、もう一つ強く意識するようになったのが
ライフステージの制約だった。
- 独身であること
- 身軽であること
- 将来、結婚や家族が増える可能性があること
これらを考えると、
「この条件はずっと続くわけではない」と自然に思うようになった。
そこで出てきたのが、
今しかできない車選びをしてみたい
という考え方。
学生時代から憧れていた
「一度はオープンカーに乗ってみたい」
「マツダのロードスターに乗ってみたい」
という気持ちが、ここで現実的な選択肢になった。
だからロードスターという選択が成立した
社会人一年目、独身。
貯金もあり、生活もシンプル。
この条件がそろっていたからこそ、
ロードスターという尖った選択が成立した。
もちろん迷いはあった。
- 完全な2シーター
- 荷物が積めない
- 将来の使い勝手は悪い
それでも、
- 実際に人を多く乗せる機会はほとんどない
- 不便さも含めて楽しめそう
- 「今しかできない経験」に価値がある
そう判断できたのは、
学生時代にいろいろな車を経験してきたからだと思っている。
社会人フェーズの車は「体験への投資」になる
社会人フェーズの車選びは、
移動手段というよりも、
- 自分の価値観を確かめる
- 好き嫌いを明確にする
- 次のライフステージに備える
ための体験への投資になる。
ロードスターは、後に手放すことになった。
でも、買ったこと自体を後悔したことは一度もない。
むしろ、
- 何が楽しいのか
- 何を我慢できないのか
- 車に何を求めているのか
それらをはっきりさせてくれた、
非常に密度の高い一台だった。
まとめ|正解の車は変わるが、間違いだった車はない
ライフステージが変われば、
車の最適解も必ず変わる。
でも振り返ってみると、
どのフェーズの車も、その時の自分には正解だった。
学生時代の車も、
社会人時代のロードスターも、
すべてが今につながっている。
だからこそ思う。
車選びに「一生の正解」はいらない。
その時の自分にとっての正解でいい。
次は、
結婚・子育てフェーズでの最適解の変化について書いてみたい。

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